簿記3級 仕訳のAI解説

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この論点の解説

建物や備品、車両、土地などを買ったときに、購入代金だけでなく、使えるようにするまでにかかった費用も合わせて資産の金額にする論点です。この付随費用を含める考え方が中心になります。

長く使う物は資産にする

机や冷蔵設備、トラック、建物、土地のように、何年も使うものを買ったときは、費用にせず資産にします。勘定は、机や設備なら備品、トラックなら車両運搬具、建物は建物、土地は土地です。

代金を後で払うなら、商品ではないので買掛金ではなく未払金を貸方に書きます。その場で払うなら、預金や現金が貸方です。後払いかどうかで、貸方の勘定が決まります。ここまでが、取得時の基本の形です。

付随費用は取得価額に含める

買った物を使える状態にするまでに、配送料、据付費、登録手数料、仲介手数料、整地費用などがかかります。これらは付随費用といい、資産の金額に含めます。

たとえば備品300,000円に据付費10,000円なら、備品は310,000円です。付随費用を現金で払い、本体代金は後払いなら、貸方は未払金と現金に分かれます。借方は、合計の金額を1つの資産にまとめます。

値引きや手付金があるとき

購入代金に値引きがある場合は、値引き後の金額が購入代金です。定価400,000円で20,000円の値引きなら、購入代金は380,000円で、そこに引取運賃10,000円を足した390,000円が備品の金額になります。

先に払った手付金(前払金)がある場合は、その分を貸方の前払金で消します。前払金が2,000,000円あれば、残りの代金だけが未払金になります。

仕訳の例

営業用のトラックを2,000,000円で購入し、代金は来月末に支払う。登録手数料50,000円と納車費用30,000円は現金で支払った。

借方 車両運搬具 2,080,000 / 貸方 未払金 2,000,000、現金 80,000

トラックは車両運搬具(借方)です。使えるようにするための登録手数料と納車費用は付随費用なので含め、2,000,000円+50,000円+30,000円=2,080,000円です。本体は後払いで未払金、付随費用は現金で払ったので現金が貸方です。

店舗用の土地を5,000,000円で購入し、仲介手数料150,000円と整地費用200,000円をあわせて、全額を普通預金から支払った。

借方 土地 5,350,000 / 貸方 普通預金 5,350,000

土地は資産で借方です。仲介手数料と整地費用は付随費用なので、5,000,000円+150,000円+200,000円=5,350,000円が土地の金額です。全額を普通預金から払ったので、貸方も5,350,000円です。

店舗用の建物を8,000,000円で購入した。代金のうち2,000,000円は先に払った手付金と相殺し、残額は来月末に支払う。仲介手数料240,000円は現金で支払った。

借方 建物 8,240,000 / 貸方 前払金 2,000,000、未払金 6,000,000、現金 240,000

建物は仲介手数料も含めて8,000,000円+240,000円=8,240,000円で借方です。先に払った手付金は前払金(資産)なので2,000,000円を貸方で消し、残りの6,000,000円は未払金、仲介手数料は現金の貸方です。

間違えやすい点

関連する論点:減価償却(定額法・間接法・月割)、売却、未収入金・未払金

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