簿記3級 仕訳のAI解説

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この論点の解説

お客さんがクレジットカードで払ったときの取引です。代金は信販会社から後で受け取ります。信販会社に払う手数料を、販売したときに費用にするのか、入金されたときに費用にするのかで、仕訳の形が変わります。

代金の受け取り先は信販会社なので、クレジット売掛金

クレジット払いでは、お客さんから直接お金を受け取るのではなく、あとで信販会社から受け取ります。この受け取る権利は、売掛金とは区別して、クレジット売掛金(資産)という勘定で書きます。

売上は、商品を売ったときにお客さんに売った値段の全額を、貸方に書きます。手数料を引いた額を売上にしてはいけません。

カード払いのお客さんに売っても、商品を売った事実は変わらないので、売上は全額計上します。信販会社に払う手数料は、その売上とは別に、費用として扱います。

手数料を、販売時に計上する場合

信販会社への手数料を、販売した時点で費用にする指示があるときは、手数料(支払手数料)を借方に書き、クレジット売掛金は手数料を引いた額で書きます。

たとえば、商品を70,000円で売り、手数料が5%なら、手数料は3,500円です。クレジット売掛金は70,000円-3,500円=66,500円になります。借方の合計は70,000円で、売上と一致します。

どの時点で費用を計上するかが違うので、販売の仕訳と入金の仕訳で出てくる勘定の額が変わります。

手数料を、入金時に計上する場合

手数料を、信販会社から入金されるときに費用にする指示があるときは、販売時には手数料を書きません。クレジット売掛金は売上と同じ全額で書きます。

入金されたとき、クレジット売掛金を全額貸方で消し、手数料は支払手数料(借方)、実際に入った額が預金などの借方になります。

手数料は、販売代金に手数料率を掛けて求めます。入金額は、代金から手数料を引いた額です。借方に預金と支払手数料、貸方にクレジット売掛金の全額と、貸借が一致することを確かめます。

計上済みの手数料を二度書かない

販売時に手数料を計上した場合、クレジット売掛金はすでに手数料を引いた額になっています。入金のときは、その額のまま消して預金を増やせばよく(預金/クレジット売掛金だけ)、手数料はもう書きません。

どちらの方法かは問題文に書かれているので、販売時か入金時かを最初に確かめる習慣をつけましょう。

仕訳の例

商品70,000円をクレジットカード払いの条件で販売した。信販会社への手数料は販売代金の5%で、販売した時に計上する。

借方 クレジット売掛金 66,500、支払手数料 3,500 / 貸方 売上 70,000

売上は売った値段の70,000円(貸方)です。手数料70,000円×5%=3,500円は費用(借方)です。受け取れるのは70,000円-3,500円=66,500円なので、クレジット売掛金は66,500円です。

商品80,000円をクレジットカード払いの条件で販売した。信販会社への手数料は販売代金の3%で、信販会社から入金される時に計上する。

借方 クレジット売掛金 80,000 / 貸方 売上 80,000

売上は80,000円(貸方)です。手数料は入金される時に計上する指示なので、今回は書きません。代金を信販会社から受け取る権利として、クレジット売掛金は全額の80,000円(借方)です。

上の代金が、信販会社から手数料3%を差し引かれて、普通預金に振り込まれた。手数料は入金された時に費用とする。

借方 普通預金 77,600、支払手数料 2,400 / 貸方 クレジット売掛金 80,000

クレジット売掛金80,000円を回収したので、貸方で全額消します。手数料80,000円×3%=2,400円は費用(借方)です。実際に入った額は80,000円-2,400円=77,600円で、普通預金が借方です。

間違えやすい点

関連する論点:売掛金・買掛金、受取商品券、仕入の諸掛り(当社負担)・売上の発送費

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