簿記3級 仕訳のAI解説

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この論点の解説

普通預金や定期預金を、銀行ごとに別の勘定で管理する論点です。口座間の預け替え、定期預金の満期、引き落としなど、お金がどの口座からどの口座へ動いたかを追います。

口座は銀行ごとに勘定を分ける

普通預金の口座を複数の銀行に持っているときは、「普通預金A銀行」「普通預金B銀行」のように、銀行ごとに勘定を分けます。どの口座に何円あるかを、通帳と照らし合わせて確かめるためです。

問題文に口座名が書かれていたら、そのまま勘定名に使います。「普通預金」とだけ書くと、どの口座の話か分からなくなります。

A銀行の口座とB銀行の口座では、それぞれ残高の動きも手数料の条件も違うことがあります。同じ「普通預金」でも、勘定名で銀行を区別しておけば、あとで通帳を見返すときに迷いません。

口座から口座へ預け替えるとき

A銀行からB銀行に振り込んで預け替えたら、B銀行の口座が増え(借方)、A銀行の口座が減ります(貸方)。振込手数料がA銀行の口座から差し引かれるなら、A銀行の口座は振り込んだ額と手数料の合計だけ減ります。

手数料は費用なので、支払手数料を借方に書きます。借方の合計(振込額+手数料)が、貸方のA銀行の減少額と一致します。

このとき、資産の中で形が変わるだけなので、預け替えそのものは費用でも収益でもありません。借方・貸方ともに預金の勘定が並びます。手数料だけが費用として別に出てくる点に注意しましょう。

定期預金の預け入れと満期

定期預金に預け入れたら、定期預金の勘定が増えます(借方)。元手が現金と普通預金の両方なら、貸方に両方を分けて書きます。

満期になって普通預金に戻ってきたときは、定期預金が元本の分だけ減り(貸方)、普通預金は元本と利息の合計が増えます(借方)。利息は収益なので、受取利息を貸方に書きます。この教材の問題では、利息にかかる税金は考えません。

預け入れるときの元手は、現金だったり、別の口座だったりします。複数の元手があるときは、貸方に勘定を並べ、金額の合計が借方の定期預金と一致するよう確かめます。

利息や家賃の自動引き落とし

通帳に利息が記帳されたら、その口座の預金が増え、受取利息(収益)が発生します。家賃などが口座から自動で引き落とされたら、費用が発生し、その口座が減ります。

どの口座で起きたことかを、通帳の名前から必ず確認して、勘定名に反映させます。

利息は預金を持っているだけで増えるお金で、通帳に記帳されたときに受取利息として記録します。家賃や電気代などは、口座から出ていく側なので、費用が借方、口座が貸方です。どちらも口座の名前を省略せず書きます。

仕訳の例

普通預金A銀行から普通預金B銀行へ200,000円を振り込んだ。振込手数料400円はA銀行の口座から差し引かれた。手数料は支払手数料で処理する。

借方 普通預金B銀行 200,000、支払手数料 400 / 貸方 普通預金A銀行 200,400

B銀行の口座は200,000円増えます(借方)。A銀行の口座からは、振り込んだ200,000円と手数料400円の合計200,400円が出ます(貸方)。手数料400円は費用です。

満期になった定期預金C銀行の500,000円が、利息1,000円とともに普通預金C銀行に入金された。利息に対する税金は考えない。

借方 普通預金C銀行 501,000 / 貸方 定期預金C銀行 500,000、受取利息 1,000

普通預金には元本と利息の合計501,000円が入ります(借方)。満期になった定期預金は500,000円減り、利息1,000円は収益の受取利息(貸方)です。

手持ちの現金30,000円と、普通預金A銀行の70,000円を合わせて、定期預金A銀行に100,000円を預け入れた。

借方 定期預金A銀行 100,000 / 貸方 現金 30,000、普通預金A銀行 70,000

定期預金A銀行が100,000円増えます(借方)。元手は現金30,000円と普通預金A銀行70,000円で、どちらも減るので貸方に分けて書きます。

間違えやすい点

関連する論点:当座預金と当座借越、小口現金(報告と補給)

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